みやび丼の作り方
さて、まずは材料です。写真は、4人分(4回分)の材料となっています。
キャベツ半分、玉ねぎ1個、豚バラ肉(スライスでもブロックでも可)お好みの分量で。
味付けは、醤油大さじ2、日本酒大さじ1、砂糖大さじ1、塩少々、こしょう少々。
それと、写真には載せてませんが、最後に重要なトッピングがあります。これがないと、「みやび丼」とはなりえません。
豚バラ肉を、一口大に切ってゆきます。自分の一口に合ったサイズに切りましょう。豚バラブロックを使用する場合は、気持ち厚めに切っておくと、出来上がりの食感が嬉しくなるでしょう。
切ったら、軽く塩・こしょうを振っておきます。
後の食感を考慮して、繊維と並行に切りましょう。幅は1cm。なんて、細かな気遣いは不要です。後で煮込むことになるので、少し厚めの幅に切っておくとよいでしょう。
さらにキャベツをカットします。キャベツは、すぐにやわかくペチャペチャになってしまうので、少しでも存在感を温存するために、大胆に大きめに切りましょう。
料理が苦手という人も、これなら簡単でしょ。
油も敷かず、いきなり肉を焼きます。バラ肉から、たちまち脂が湧き出してくるからいいのです。(本当は、植物油なんかを使うのがよいのかなぁ。食は科学だからね。誰か教えてください。)
考えうる最強の火力で一気に焼きます。表面に短時間のうちに焦げ目をつけましょう。NHKきょうの料理風に言えば、
「強火で一気に焼いて、肉の旨味を閉じ込めます。」
ということになります。
焼いた豚肉を皿にあげ、同じフライパンでそのまま玉ねぎを炒めます。同じフライパンを使うのは、この方が楽だからです。食は科学なので最良の方法は、これとは違うのかもしれませんが、一刻も早く作って食べたいので仕方ありません。
こちらも中までしっかりと火が通る必要はないので、中火の短時間で、表面がうっすらと黄ばんできたら皿にあげます。
豚肉と玉ねぎの焼き上がりの写真です。焼き加減が伝わるかなぁ。
水100ml、醤油大さじ2、日本酒大さじ1、砂糖大さじ1を合わせ、弱火で十分に混ぜ合わせます。
世の中には、「黄金比率」なるものがあるでしょうが、これが「みやび丼」の黄金比率です。なんてね。
あたたまってきたところに、肉・玉ねぎを投入します。このままフタをして弱火で3分待ちます。
なんか、カップラーメンの待ち時間みたいですが、「みやび丼」もそれでいいのです。
3分たったら、キャベツをドドッと投入します。フライパンから溢れかえりますが、火が通ると驚くほどキャベツは縮んでしまうので、躊躇なく全部入れちゃいます。
キャベツを投入したら、再びフタをして弱火で3分。
カップラーメンの真似ではないよ。
待ってると、意外とこの3分って長く感じるものですよね。
「あっ、ぁ 見つかっちゃった。」
お酒は、晩酌の時の楽しみにとっておきましょ。落ち着いた雰囲気で、晩酌はしたいですよね。
3分たったので火を止めます。これにて第一工程終了。
実は、まだまだ出来上がりではないのです。トッピング? いや違います。トッピングの前にしなくてはならないことがあるんです。
このままフタをして、十分冷えるまで待つのです。この待ち時間が、このレシピの問題点です。
熱々のままだと、後のトッピングに熱が伝わり、トッピング具材の性質に変化が生じてしまうのです。
「みやび丼」は、トッピングが命なのです。
さて、いよいよ「みやび丼」の命の登場ですっ!
これは何だか分かりますか?そう、納豆です。普通に食べるよりも少なめのタレをかけ、よく混ぜておきます。
あったかご飯に、十分に冷えた第一工程完成品をのっけて、その上に納豆をトッピングです。
ハイ、できあがり。
完成品の写真は、2011年2月19日の「今夜も晩酌」を見てね。
実は、「みやび丼2」もあるんです。そのうちご紹介しますね。こちらも、自分以外食べたことのある人はいない、完全オリジナルレシピとなっております。お楽しみに!