炙屋 総本店
札幌市南5条西3丁目ラマダホテル札幌地階
2010年11月27日
”気ままに一人旅 札幌出張旅行”で立ち寄ったお店です。
札幌ではちょうど、さっぽろホワイトイルミネーションが始まったばかり。寒い中、大勢の観光客や地元の方で盛り上がっていました。
今回は、日本の三大繁華街のひとつ、すすきのでぶらり食べ歩きです。
すすきのでタクシーを降り、歩き回っていると、ひときわ魅力的な門構えのお店を発見。
炙屋 総本店を訪ねることにしました。
玄関を入ると、すぐに地下へと向かう階段があります。
階段の途中には、美しい店内の写真とともに、メニューの紹介をしている大きな看板が掲げられています。
どれもこれも食べたくなります。
さて、今夜も美味しいお酒を飲むぞ!
階段を下りると、そこは森のたたずまい。大きなフクロウの置物があります。
大都会札幌の地下にいることが、一瞬のうちに忘れられるほど見事な演出で、客を出迎えてくれます
札幌へ来る列車の中で、存分にビールは飲んできたのですが、生ビールの旨さは、また格別です。
それでは、いただきます。
広くてモダンな雰囲気の店内、とても落ち着きます。
豊富なメニュー、とてもわくわくします。
従業員の迅速なサービス、とてもうれしくなります。
見ているだけでも幸せを感じる、刺身の盛り合わせ。
ご覧のとおり、ボリュームも満点!
それぞれに鮮度の良い逸品です。
広ーい店内、少し時間は早いのですが、すでに席はあらかた埋まっています。
これだけの料理をいただけることを考えると、納得せざるをえません。
それにしても、旨い!
連日、高級食材の”たち”をいただいております。
炙屋のメニューにも、もちろん採用されていました。
さて、どうやって食べよう。たちぽん、蒸し物ときましたので、今夜は、たち天としました。
アサリの貝殻を用いた洒落た極小皿から、塩を少量つまみ、衣に振り掛けていただきました。
衣は、パリッパリ、 中のたちは、あっつあつ、ふぁふぁ。
もう何も要りません。
とか言っておきながら、旅行で気持ちが大きくなっていたこともあり、今夜もたちぽん。
ちょっと贅沢しすぎですが、今しか食べられない珍味。思い切って注文してしまいました。
運ばれてきてびっくり。メニューの写真より、ずっと美味しそうです。その白さがとてもまぶしいくらいです。
ポン酢も、酸っぱすぎず、大切なたちの風味を損ないません。
たちは、いつの時でも、口の中で、はかなく消えゆきます。淡い旨味の余韻を残して。
隣の席で、「うまいっ」の声があがります。何を食べてるのかと思ったら、鯨のベーコンです。
脂と身がちょうど半々となるように切り分けられています。
ベーコンですから、脂が濃厚です。しかし、全くくどくはなく、むしろあっさりと感じられるくらいです。身の部分とともにいただくと、ぎゅっと締まった身の旨味と、脂の甘みがほどよく混ざり合い、極上の美味を作り出します。さらにベーコンの塩気がその美味を、さらに極限まで高めてくれます。
これもお隣さんが食べていたもの。
食欲を沸き立たせる絶妙な焼き色、うそみたいに鮮やかな、添えられた卵黄の色。色に惹かれて、すぐさま注文。
さっそく食べてみますと、これが見た目以上のおいしさ。
硬すぎることのない、しっかりとした弾力のある肉。
玉子とからまることで引き立つ旨味が凝縮した肉。
魚介類も大好きですが、肉も大好きです。
蟹いっぱいサラダは、蟹がいっぱいというより、蟹がベースとなるくらい大量に使われています。
一緒に添えられたブロッコリもトマトもジャガイモも蟹に負けることのないおいしさです。
どの料理の分野にも、最大限に力が注ぎ込まれていることを感じます。
炙屋、すごい!
秋といえば、きのこも美味しい時期。
天ぷらでいただきました。
シイタケ、マイタケ、エリンギなどなど。いろんな種類のきのこを味わうことができます。
きのこの風味が、衣によりしっかりと閉じ込められており、ぱりっと噛んだとたんに、秋の香りが口の中で爆発します。
お酒の吸引力も爆発します。
今夜も、美味しいお酒と料理で満腹です。
料金は、やや高めに感じますが、出てくる料理は、いずれも明らかに価格以上。
メニューに掲載されている写真以上。
安心して良いものを存分にいただきたくことのできる、お店でした。
時刻は、もう少しで8時半。寝るまでまだ時間があり、ホテルの個室で空腹との戦いになるのを避けるべく、〆に焼きおにぎり。これまた登場の仕方がすごい。
ごちそうさまでした。