夢のトイレ72 すでにボクの直腸は排便態勢に入ろうとしているのが分かります。ボクもそれと同調するように決心していました。一気に勝負を決めようと車のドアを開け放ちます。「うわっ!」声をあげずにはいられませんでした。数十匹はいようかというハエやアブの大群が車内に入り込んできたのです。入り口だけではなく車体に向かって体当りしてくる音も聞こえます。でも、コトは一瞬で終わる。ボクはそのまま車を降り、すぐ横の草むらにズボンとパンツを下ろしてしゃがみました。しかし・・・ 「やっぱり無理だ」 何匹ものハエやアブがボクの尻めがけて突進してきます。すでに何匹かは無事に皮膚へ着艦を済ませているのも分かります。「ギャーっ」 ボクは絶叫しながらズボンを上げ車の中に逃げ込みました。 (つづく)
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