3月30日 ふと気が付くと、ボクは旅行代理店のベンチに座りながら居眠りをしていた。手には「日本海・ローカル線の旅」のパンフレット。パンフレットの旅程を見ながら旅を夢想していたら、いつの間にか本当に夢を見ていたようです。「よし」。 ボクはパンフレットを手に立ち上がり、旅行申し込み窓口に向かった・・・ という具合に旅の行き先を考え、計画を立てている時。これは、お酒に例えるとまさしく、二日酔い前日の函館朝市での晩酌にあたるわけです。本番に向けて想像を膨らませるワクワク感。想像の余地がある分だけ、そしてその後に本番がやって来る喜びがある分だけ、その時は余計に楽しいものなのです。ボクは朝市で晩酌をしていた時、お店の雰囲気やお店のスタッフの方々との会話を心から楽しみつつ、翌日におとずれる「二日酔い」の時を密かに想像していたのです。翌日におとずれる本番の時を。 (つづく)
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