3月18日 抗うことのできぬ苦悩の数分を経て、ようやく痙攣発作の威力は衰え胃液の放出が止まりました。便器の中に顔をうずめながら、ボクは独りニヤついていました。全身を支配している倦怠感は今もまだ安泰ですが、これで至福のひと時が確定的となったのです。便器の中から顔をもたげ、大きく深呼吸してみました。顔面に多量の血液がうっ滞しているのか、ひどくむくんだ感じがします。今度は便座に腰をおろして、もう一度深呼吸をし両手で顔面を軽くマッサージしました。とてもつらいのに、とても満たされた気分です。昨日の朝市での晩酌が、心地よい映像となって脳裏に浮かび上がってきました。 (つづく)
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