2012年2月27日テロップ記事

227日  イカ刺しを3口ほどいただいた頃、1杯目のビールが空きました。「すみません。ビールをもう1杯ください」。 ここですぐに日本酒へ行ってしまってもいいのですが、外はまだまだ明るいお昼すぎ。今日は、もう少し時間をかけて楽しみながら酔いを深めたいのです。イカ刺しには、やっぱり日本酒でしょう、という方はビールにこだわる必要は勿論ありません。今大切なことは、とにかくしっかりと酔いを深めるということなのです。「あ、ありがとうございます。いただきます」。2杯目のビールが運ばれてきました。箸の先でイカ刺しを持ち上げ、口に放り込みます。それを奥歯でじっくりと噛みしめイカの旨みを堪能します。「はあ、今日も充実した一日だったな」。 心の中でそう一言つぶやきビールを流し込みます。 (つづく)