2015年1月7日テロップ記事

17日  自宅に戻り、買ってきた箱ティッシュと食器洗剤を保管場所に入れ、蛍光灯の下であらためて右手中指の先端を眺めた。 皮膚の角質層の下には確かに何かがある。 いや、間違いなくガラス片があるのだ。 ちょうど中心部分にガラス質の尖ったような形状が、ほんのわずかに確認できる。 でもガラス片の大部分は皮膚の中に埋没している。 触らなければ痛みもないが、どうにも気になって他のことが手につかない。 ボクは考えを巡らせた。  (つづく)