クリスマスファンタジー点灯の瞬間を見る旅
12.1~12.25 赤レンガ倉庫群前海上
2010年12月12日
はこだてクリスマスファンタジーの時期となりました。
昨日、職場の忘年会で二日酔いとなり、昼過ぎに起床。外は雪。 せっかくの日曜日だし、どこかに旅に出たい。しかし、すでに時計の針は、午後2時を回っています。
突然思いついたのが、はこだてクリスマスファンタジー。これまでも見にでかけたことはありましたが、点灯の瞬間は見たことがありません。上着をはおり、さっそく出発。
クリスマスファンタジー点灯時刻もよく分からないため、急ぎ五稜郭公園前電停へ。
市電に揺られること十数分。240円を支払い、降り立ったのは十字街電停。
この辺りも、函館ならではの古い歴史のある建物が林立し、ここだけでも十分な旅ができてしまいます。
しかし、今回の目的は、はこだてクリスマスファンタジー。
下車してすぐさま徒歩にて、赤レンガ倉庫群を目指します。
歩き始めて数分。風雪がしだいに強くなってきました。薄着で出てきたため、体は冷えるし、手もかじかんで、デジカメのボタンもうまく押すことができません。
そうして間もなく、赤レンガ倉庫群が見えてきました。奥には、クリスマスファンタジーの巨大なモミの木が見えます。時刻は、3時を少し過ぎた頃。幸い、まだ点灯はしていません。
寒さが限界に達してきたころ、昔懐かしい赤い円筒形のポストが、いかにも寒そうにぽつんと立っています。横には、造船所跡地の標識が建てられています。
かじかむ手で、かろうじて1枚、ぱちり。
いつの間にか、頭にも雪が降り積もっています。
金森赤レンガ倉庫に到着しました。
クリスマスファンタジーの情報集めは、後ほど行うことにして、とりあえず倉庫に入り暖をとることに。
最寄りの倉庫へ。金森洋物館と書かれています。
もう、シャッターを押す指には、全く感覚が残っていません。
ちなみにこの時点で、気温は氷点下。
写真を撮るや、急いで中へ。
倉庫の中は、とても明るく暖かく、みるみるうちに凍てついた体が快方へと向かいます。
大勢の観光客や地元の客で賑わっていました。
何度か来たことのある函館屈指の観光スポットですが、あらためてその人気ぶりを感じさせられました。
一緒になって、しばし見物してみることに。
倉庫内を見物していて目に付くのが、どこもかしこもクリスマス一色に彩られていること。クリスマスファンタジーと一体になって、イベントを盛り上げています。
子供の頃、クリスマスは非常に胸ときめく夢のようなイベントでした。子供の頃と住む場所もかわり、何よりも大人になってしまった今も、クリスマスの色、音楽に触れると、その時のときめきが、同じように湧いてくるのを感じます。
さまざまな装飾品や、実用品、中にはどういうものかよく分からないものまで、たくさんの商品が陳列・販売されていました。見たことがないようなものも、ここにはたくさん置いてあり、見物して歩くだけでも、十分楽しめる空間が創られています。
若い人はもちろんのこと、中年、老年世代でも、きっと満足することができるのでないでしょうか。
倉庫内をくまなく物色した後、海側の出入り口から外へ出ました。
目の前の道路を渡り、赤レンガ倉庫群をみやると、観光ガイドや雑誌などで、必ず見るこの光景がありました。
つい感動してしまい、記念にぱちり。
外は思っていたよりまだ明るく、クリスマスファンタジー点灯まで、まだ時間がありそうなので、その他の倉庫も見物してみることにしました。
洋物館のとなりは、ヒストリープラザとなっています。
函館の歴史を感じさせてくれる倉庫なのでしょうか。
さっそく中へ入ってみます。
入ってすぐに目に飛び込んでくるのが、函館ビヤホール。こちらもクリスマス色に飾られています。
本日は、車旅行ではないし、ついつい引き込まれてしまいそうになりましたが、連日の飲み会の後であり、健康と貯蓄に気を遣い、断腸の思いで入店を回避しました。
でも、いつの日か必ず戻ると心に決めて。
函館ビヤホールの隣は、ガラス細工や装飾品がいっぱい並ぶお店。
店内も大変美しいのですが、見上げるとそこには、倉庫の重厚な構造を見ることができます。
とても感動し、天井ばかり眺めていました。
再び外へ出て、道路を渡った向かいには、はこだて海鮮市場があります。1階がお持ち帰り用の海産物売り場で、2階が食事処となっています。
2階に上がると、誘惑に負けそうなので、1階の売り場を見てみることに。
ものすごい品ぞろえ。どれもこれも食べてみたくなる、珍味のオンパレード。1日ここにいても飽きないくらいです。
観光客もたくさんいて、商品を手に取り見比べています。お土産の品を物色しているのでしょうか。いや、帰ってから自分で食べたくて購入している人も、きっと大勢いると思います。
外は薄暗くなり、周囲の電飾に灯りがともりはじめています。時計をみると4時を少し過ぎてました。
そろそろクリスマスファンタジーが始まる頃でしょうか。
洋物館から、函館ビヤホールと反対側の倉庫前に、インフォメーションセンターがありました。開始時刻を調べてみます。
こちらのインフォメーションセンターも、電飾されたかわいらしいゲート、沿道に連なるたくさんのクリスマスツリー、見渡す限りのクリスマス色でした。
点灯時刻は、16:30と判明しました。もう少しです。調べもしないで家を出てきたのですが、絶妙なタイミングであったようです。
幸せを呼ぶ「もみの木」という愛称も知ることができました。
それでは、いよいよ幸せを呼ぶ「もみの木」の点灯の瞬間を見に行きましょう。
幸せを呼ぶ「もみの木」の目の前に、妖精の教会というものがありました。
いったいこれは、どういったものなのでしょう。中には、柔らかな明かりがともされています。のぞいてみましょう。
右手に祭壇、左手にはクリスマスツリー、そして中央には天使の泉が設置され、小さいながらも本物の教会のような荘厳な雰囲気に包まれています。
扉を開けて、泉に硬貨を投げ入れようかともおもいましたが、この厳かな雰囲気に入り込むことができず、中を覗き込むだけでやめにしました。
気が付けば、さきほどまで激しく降り続けていた雪も止みました。
幸せを呼ぶ「もみの木」の前には、観光客や巨大なカメラと三脚をかかえたカメラマンが集まってきました。いよいよ点灯の時を迎えます。
まずは、点灯前の「もみの木」と一緒にぱちり。
今回、はじめて動画を掲載してみることにしました。とは言っても、まだデジタルビデオカメラは持っていません。デジカメの動画モードでの撮影です。offからonへの瞬間をとらえるには、やはり動画が必要と考えた訳です。
それでは、ご覧ください。
動画がうまく見られない方は、こちらから。http://www.youtube.com/watch?v=TwdqbWJY1k0&feature=mfu_in_order&list=UL
クリスマスファンタジー点灯に合わせて、粉雪が降り始めました。さきほどのような暴風雪ではなく、しんしんと音もなく振り続ける雪。偶然にも自然が作り上げた演出効果。あまりにも出来すぎた旅の終わりとなりました。
HAPPY CHRISTMAS!