道南釣りロマン
2010年11月21日
今日は、突然の暖かさと、好天に恵まれました。
道南には、行ってみたいところがたくさんあるけれど、今回思いついたのは、道南釣行。 たまには外の空気を思い切り吸い込んでみるのも、気持ちがいいですね。
向かった先は、知内町小谷石海岸。磯と砂場の共存する涌元漁港。
知内町といえば、”さぶちゃん”こと、北島三郎さんの故郷として有名。漁港に向かう前、北島三郎さんのご自宅(うしろに見える、大きな淡いピンク色の家)を前に記念撮影。
ここから左折し、海岸に沿って10分ほど車を走らせると、本日の目的地、涌元漁港。
車もすいていて、1時間ほどで到着しました。
涌元漁港です。
すでに数人の釣り人が、思い思いの場所で、釣り糸を垂れていました。
幸い、外防波堤先端があいており、ここに釣り座をかまえました。
風もなく、釣りにはうってつけの天候です。
テトラポットを越えて外側に1本、反対の漁港内に1本の釣竿を設置しました。
さて、何が釣れるのか?期待と不安が高鳴り、もっとも興奮する瞬間です。
釣りを開始してから約30分。なかなかアタリがありません。
港内に投げた竿のエサを付け替えるため、リールを巻こうとしたところ、ハンドルが動きません。
はじめ根がかりかと思ったのですが、力をこめて竿を持ち上げると、ジリジリと仕掛けが引き寄せられます。ヒトデなんかと違い、かなりの重量感があります。でも、魚のかかった振動は全くありません。
格闘を続けること数分。巨大ゴミでも釣り上げたかと思ったら、なんとかかっていたのはタコでした。
タコを釣るのは違法です。いたし方なく、一緒に記念撮影をしてからリリース。
たこをリリースして、間もなく。
港内に投げた竿の竿先が、激しくビビンッと震えました。竿を持ち上げると、なかなかの引きごたえ。
この、心地のよい引きごたえを十分に堪能しながら釣り上げてみると、やや小ぶりのタナゴでした。
リリースすべきか迷いましたが、ほかに釣果がなく先行き不安があったため、キープすることとしました。
この時、頭の中ではすでに、”今夜も晩酌”での、姿揚げの映像が浮かんでいました。
骨以外あますことなく、きちんと美味しくいただきましたよ。
1時間ほどアタリもなく、エサの付け替えの繰り返し。そして突然、竿先が震えました。ヒットです。
タナゴの時よりも、かなり激しい動きです。竿を手にすると重い!おまけに、必死に格闘する魚の動きが、手に伝わってきます。
逃がさないように慎重に、しかし根にひっかけないように迅速に仕掛けを引き寄せていきます。
するどく強い引きが断続的にあります。”今夜も晩酌”での、豪華な魚のお造りが頭に浮かびます。
と、魚の姿が見えました。遠目にも、その姿ははっきりと判別がつきました。テレビや映画などで見覚えのある、あの独特な形をした生き物…。そう、サメでした。初めて釣ったサメ、触ってみると細かい紙ヤスリのように表面がザラザラしてます。もちろんリリースしました。
サメとの激しい格闘(?)の後、アタリは完全に途絶え、涌元漁港を後にしました。
続いて向かった先は、来る途中で見かけた、こもれび温泉。
駐車場は、あらかた埋まっています。地元で評判の良い温泉なのでしょう。
ここにもありました。さぶちゃん。ビッグになってなお、地元の人に愛され続けているのですね。
知内住民でないのに、同じ道南の町として、なんだか誇りに思えてきます。
温泉の前に、まず1枚パチリ。
入口を入ってすぐのところに、北島三郎さん(さぶちゃん)の大きなポスターが貼られていました。
記念にツーショット。
釣りで冷えた体を温めるのにも、温泉は最高です。
案内パンフレットによると、「温泉好きのニーズに応えることのできる温泉です」とあります。
実際に入ってみると、内湯は広く清潔で、サウナも露天風呂も完備しています。今回は入湯しませんでしたが、水着着用による”運動浴槽”というものもあり、利用者も多いとのことです。
料金は、大人1名400円。これで1日の疲れを癒すことができるわけで、ありがたい限りです。
温泉の詳細は、こもれび温泉ホームページをご参照ください。
お食事処はありませんが、売店や自動販売機にて軽食がいただけます。予約をしておけば、特製カキフライ弁当などを用意していただくこともできるそうです。
野菜直売コーナーもあり、地元産長芋4本入り100円、玉ねぎ6個入り200円を購入して帰宅しました。
知内町には、ほかにも観光ポイントや温泉がたくさんあります。
次は、どこに旅に出ようかな…
何はともあれ、帰ったら本日の釣果のタナゴで”今夜も晩酌”。